おばんです。
Jeanです。
では、今夜のあなたへの初級英会話レッスン。
「定規」って英語でなんていうか知ってる?
初級者のあなたは、知らないはずです。
そういう方を対象に話をしているので、上級者の方は、「けっ」と思わないこと!
じゃぁ、知らない人、知らないなりに、説明してみてください。
はい、そーれ、がんばれ!
「Well, it is made of plastic usually, and it is used for drawing straight lines.」
(えーと、普通はプラスチックで作られてて、まっすぐの線をひくために使われます。」
って言われると、
「Oh, you mean a “ruler”.」
ということで、定規「ruler」を知らなくても、こうやって説明できれば、会話は続きます。
っと、はいはい、さてさて。
最近、もっぱら自転車通勤が板についてきたわたくし、教室に7~8分ほどで自転車をかっとばして着くのだが、途中のコンビニで、アイスコーヒーを買うのが日課になりつつあり。
風を切って走る午前中はとても気持ちよく、いい季節になりました。
レッスンの合間、
ランチどうしようかなー、家に帰ってもご飯ないなー、作るかなー、めんどいなー
と迷っていたところ、たまたま立ち寄ったコンビニで目にした本が気になり、わかりやすい役に立つ文章を書く人だし、ちょっと久しぶりに友人のカフェで、うまいタイカレーでも食べながら、ちょっくら本を読もうかという気になった。
ファミマで、500円程度でした。
この前買ったYOGAのDVDもコンビニでその程度だったと思う。
コストパフォーマンスはとてもいいぞ。
読みたくなった人は、ぜひに。
私は、もう読み終わったから、30代の昔からの友人にあげた。
その友人は、
「年上の友人からもらった本、読み終わったら、また誰かにあげる。」
というようなことを、FBでつぶやいており、そうそう、こういうのって、Pay forward て言うんですかね。
いいね、うん、あたしたち、いいよね。
最近の30代女子は、なかなかいいんです。
内容を少しだけシェアするならば、
「大好きなことを仕事にしよう。30代はそういうことが考えられるラストチャンス」
というようなことが書いてあった。
私は、英語でもチアでもなんでも、教えることが好きなのだ。
それは子どものころからそうだったように思う。
だから、教えるという仕事に今就いていて、楽しいと思うのは、37歳にして
「おっしゃ、いいぞ、私の生き方!」
と思えるし、しかも教えているのが、英語という、絶対的に、その人の人生を豊かにできるものなので、さらに良い。
と思っている。
さて、本日で、今期の企業レッスンは終わり。
毎回、「国際クイズ~」 というコーナーを設けて、ブレイク代わりに、海外ネタをクイズにして、正解者にポイントをあげる、とかいうことをやっているのだが、今日のクイズは、最後のレッスンなので、生徒のみなさんへのメッセージを兼ねてということで、こんなクイズ。
「19歳のときにカナダ、トロントで通っていた語学学校での話。
英語科に通っていた高校で、みっちりやらされた英語学習によって、英語の文法や読解はある程度できるようになっていたが、典型的な日本人で、リスニングやスピーキングは苦手だった、田舎の女子高生、Jeanちゃん。
19歳のときに通っていたトロントの語学学校で、ブラジル人女子に言われたせりふがきっかけで、これじゃぁだめだ、と思いました。さて、なんといわれたんでしょうか。」
「どうして日本の子って、そんなに静かなの?」
そのブラジルの子のことは、はっきり覚えている。
その子は、悪意なく、とても自然にとても素直に、そう私に言った。
自慢じゃないが、高校に入ってから、私は、日本の英語のテストでは、とてもよくできるようになった。一度きりだったが、英語のテストの成績が全国で2番になって、何かに載って、学校の先生たちが喜んでくれたことをとてもよく覚えている。
なのに、なのに、ぜんぜん話せない、話せないというか、なんと言ったらいいのかわからない、会話に加われない、いつどういうタイミングでそのディスカッションに加わればいいのかわからない、という感覚だった。
逆に言うと、そのブラジル人の女の子も、フランスの女の子も、文法は間違いまくってる、変な英語、なのに、なのに、なぜか流暢、そして、どうしてそんなに自分の言いたいことが言えるんだろう、どうしてそんなに自分の主張を、はっきりとみんなの前で言えるんだろう。
そんな疑問は、欧米の文化に初めて触れた日本人なら、きっと感じることだろうと思う。
そのブラジル人の女の子のおかげで、私は、英語を話すとき、完全にまったく違う自分を創った。
日本人なら、謙遜だったり、遠慮だったり、他の人への気遣いだったりを考えるが、そういうものは捨てて、とにかく、下手でもなんでも、とりあえずは、自分の言いたいことはみんなの前で伝えなければいけない、まとまっててもまとまってなくても、とりあえずは、自分は自分の考えがある、ということを示すことがまずは第一だと考えた。
そして、あれから20年近くたち、今の私がある。
企業レッスンにて、半年間、私のレッスンを受けてくれた生徒さん、TOEICのスコアアップの目的なので、難しいビジネス単語ばかり覚えさせられて、大変だったでしょう。
英会話レッスンとは違い、テスト対策なので、おもしろくないこともあったでしょう。
会社からの要請で、英語なんか大嫌いなのにレッスンを受けないといけない人も多々いるでしょう。
レッスンが7時40分に終わって、また残業に戻ります、ってそんな忙しい中で、来てくれてる方も、いっぱいいることもわかっています。
そんな中、がんばって勉強して、TOIECスコアも上がって、うれしそうな顔をしている人を見れるってさ、
「30代でしておきたい17のこと」
のひとつの
「大好きなことを仕事にする」
ってことを、実感する瞬間です。
半年間ありがとうございました。
いい方たちにめぐりあえて、うれしかった。
おやすみなさい。