おばんです。
日本のみなさんの英語力を勝手に応援する、英会話講師のJeanです。
本日の英語クイズは、今日はクリスマスイブということで、こんなクイズ。
クリスマスイブの 「イブ」はどういう意味? どの単語から来てるんでしょうか!
家族にこれを聞いたら、
そりゃぁ、 evening の「イブ」でしょ
とあっさり言われたが、私は知らなかった!
ということで、クリスマスを祝うのは、クリスマスイブ(evening)の12月24日の18:00から12月25日の18:00までということらしい。
その間は、極力クリスマスらしいことができるといいね。
さ、ということで、現在、12月24日の午前中。
私は自宅で仕事、娘は朝から塾へ自習をしに行ったが、
クリスマスイブに仕事~、勉強~ 泣
というわけではなく、今はまだ普通の日曜日なのだ、と思うと、気持ちが良い。
さて、今日は、本日誕生日である、むかしむかしの生徒君をちょっとご紹介する。
彼は、私が初めて就いた市立中学校に転入してきた男子だった。
彼のことはとてもよく覚えている。
どういう事情か知らなかったが、彼は中国人であり、おそらく日本に来たばかりで、日本語がほとんどできなかった。
当時新任教師だった私に、おとなしくて何の問題もなかった彼が、まだたどたどしい日本語で 「先生」 と質問してきてくれたことを覚えている。
外国に住み、その国の言葉がうまくできない中学生時代というのはとてもつらかっただろうと思う。
友達もすぐにはできなかっただろうし、勉強だってできるできないの前に、言葉がわからないからちんぷんかんぷんだったことも多々あっただろうと思う。
今考えると、もっと彼のことをフォローしてあげたらよかったのだが、やんちゃな中学生たちに振り回されていた当時は、彼のことを思いやる余裕は私には全くなかった。
あの頃22歳、もうすぐあの頃の倍の年齢になろうとしている今、当時を振り返ってみると、やんちゃな男子、おしゃべりな女子、英語が大好きな子、私によく話しかけてくる子、など、積極的な子のことはよく覚えているが、実際はそんな中学生ばかりではない。
いわゆる、おとなしくていい子、というカテゴリーに入る子は、大人の手を煩わせることがなく、あちらから話しかけてることがほぼないので、接点がどうしても少なくなる。その結果、英語は教えるが、それ以外の個人的な会話はないという生徒は多くいる。
私は子供のころ、そのカテゴリーに入る子供だったと思うし、その彼もそうだった。
つい最近、何かのSNSで彼を見かけた。
あの頃の彼が、大学で金融工学を教えているらしい。
私は勝手に大いに感動してしまった。
自分が今大学に関わっていることもあり、なおさら興味をもった。
私にとっては、日本語がまだ上手にできない、中国から来た中学男子。
おとなしくて、いい子で、たまに「先生」と質問してきてくれた彼。
あの彼が、日本の国立大学で、大学生に金融工学とかいう私にはぜんぜんわからないことを教えているって!
久しぶりに、PCを使ってチャットをして少し会話をした。
「懐かしいですね。初めて先生のクラスに行く時、日本語で挨拶もできない自分はいまでも鮮明に覚えております。先生たちに本当にご迷惑をお掛け致しました。」
そうだったよね、きっと大変だったね。いろいろと助けてあげられなくてごめんね。立派になったね。
いつまでも礼儀正しいなぁ、君はほんとに。
たった4年だったけど、すごく大変なことがいっぱいあったけど、中学校教諭をして良かったなぁと思うことが、いまだによくある。
またそんないい思いをした、そんな出来事。
Merry Christmas Eve! And Happy birthday to you!!
Jean
英会話のJEC