トロント日記5 なぜだ、なぜなんだ。英語を学ぶ、スペイン語を話す人と日本語を話す人は、こんなにも違う。

おばんです。

 

日本のみなさんの英語力を勝手に応援する英会話講師のJeanです。

 

 

今夜のあなたへの英語レッスンは、先日見学したビジネスレッスンより。

 

「Mary Andersonを解雇することを決定しました。」

英語でなんといえばいい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Mary Andersonを解雇することを決定しました。」

We have decided to let Mary Anderson go.

 

解雇する = fire

という単語を思った人も多いと思いますが、こちらの先生曰く

「カナダでは、fire という単語はダイレクトすぎます。

ビジネスシーンでプロフェッショナルに表現するときは let go を使いましょう。」

 

だって。

ふぅーーーん。 ですね。

 

はいはい、さてさて。

 

毎日の語学学校視察、とっても楽しくて、勉強になる。

このスクールは、自分が受けたいクラスを自由に選ぶスタイル。

リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング はもちろんだけど、そのほかにも

文法、発音、単語、イディオム、ビジネスイングリッシュ、TOEFL、 IELTS、大学進学準備コース

がある。

興味ある方は、こちら。http://hansacanada.com/ja/english-programs/intensive-english-program/

 

今日の1コマ目、9時からのビジネスクラスの先生は、私が10年ほど前このスクールでレッスンを受けたことのあるファンキーなベリーショートの先生だった。

前から大好きだったこの先生が、まだこのスクールにいたことが嬉しかった。

だってね、こういう業界って、結構人の入れ替わりがあるのよ。

だけどこのスクールは、長く働いてる先生が結構いる。

 

レッスンの内容は、「上手なビジネスメールの書き方」

メキシコとスペインの2人の生徒が書いてきたビジネスメールを、先生を中心に、

「こっちの表現のほうがいいね」

「ここは定型文を使うほうがわかりやすいね」

「カナダは日本と同じでダイレクトすぎる表現は嫌うから、もう少しマイルドに書いたほうがいいね」

 

と、ものすごく細かく添削していく。

それを、みんなで話し合いながらやっていくのがまたいい。

それから、文法のクラス。

レベル1から10までの中で、レベル6以上の上級クラスにて。

Would の使い方とか、すんごい細かくて、いやになるくらいなんだけどさ。

 

その中で、私が驚愕した事実。

 

先生「じゃぁ、would の現在形はなに?」

生徒「え?現在形?」

先生「would は過去形だろ? 多くの場合、過去の意味では使われないけど、文法上は過去形なんだよ。」

生徒「え?? ざわざわ。。」

先生「答えは。。will だよ。」

生徒「えーーー!?!?」

 

私の心の中

「ちょ、ちょっと待って。 なぜだ。なぜなんだ。こんなに難しくて細かい文法をやっているのに、なぜ、would の現在形はwill ということを知らないんだ。。」

 

そこには誰も日本人の生徒はいなかった。

いや、いたとしても、なかなか自分から発言できないのが日本人なんだけど、でも、日本人にとってはすごく簡単な問題でしょ?

 

やっぱり、それぞれの国での英語の教え方が、全然違うってことなんだよね。

Would は will の過去形っていうのを知らないのに、日常会話レベルの会話はぺらぺらだからね、この人たち。

 

じゃぁ、これから日本ではどんな風に英語を教えていくのが一番いいのか。

 

そんなことを考えた今日。

 

毎日、いろんなことを発見して楽しい。

 

 

 

Jean

英会話のJEC

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