B&Bの住人

昨日無事に帰国しましたが、大好評により(どこの調べ?)トロント日記を続けます。

わたしたちの泊まっているB&B(Bed & Breakfast)には、いろんな住人が住んでいる。日本人とカナダ人の夫婦がしているということで、泊まっている人は日本人が多い。トロント大学が近いということで、そこで研究をしている教授や、視察に来ているドクターなども長期滞在をしており、長期滞在者同士、仲良しになる。

また、スタッフとも仲良くなり、誰かが忘れていったお茶漬けの素をもらったり、手作りのマフィンをもらったりする。

私のこちらの生活での悩みのひとつは、運動不足であった。
日本で、チアダンスやら、加圧トレーニングやら、ビリーズブートキャンプやらをせっせとやっている私が、こっちに来て、安いドーナツを毎日食べて、一日中座って勉強ばかりしているような生活。

これはいかんなぁと思いつつ、なかなか運動するところが見つからず困っていたところ、長期滞在者同士で仲良くなったドクターが、ひょんなことから、ビリーズブートキャンプのファンであることが判明。
しかも、DVDを持ってきているとのこと。

ドクター「運動をしようと、持ってきてはいるんですが、やる場所もないし、こっそりと部屋で筋トレしているくらいですわ。」
(ドクターは京都の人)

Jean「え、やりましょうよ、運動したいです!」

ドクター「僕もやりたいんですが、でもやるったって、場所がねぇ」

Jean「この際、リビングはどうでしょう」

ドクター「え、リビングって、いろんな人が来ますよ」

Jean「自分たちの欲を取りましょう」

ドクター「えぇぇ。怒られませんかねぇ・・」

Jean「先生、勇気を出して!二人なら大丈夫!!」

ということで、ドクターは押しに押されて、リビングにてビリーズブートキャンプ生活が始まった。

スタートは、大体夜8時半。
最後のビクトリーの決め台詞を言って、40分ほどで終了。

スタッフは、長期滞在者には結構優しくて、

「リビングが華やいで、いいですよ。」

と意外にあっさりと認めてくれた。

仲の良くなった、他の滞在者からは、

「結構ひどい夫婦みたいですよ。」

などと言われたりもしたが、ぜんぜんめげず。
これが、30代の威力でしょうかねぇ。

まぁ、二人で、スイートハートB&Bのリビングを盛り上げてきたのでした。

一人残されたドクターは、またこっそりと部屋で筋トレ生活に戻っていることでしょう。

手の動きが速すぎる二人。

見守るスタッフのしんちゃん。

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