カンボジア3日目夕方。
ある英語の語学学校へ、行くことになった。
きっかけは、ホテルのスタッフの一人と話していたところ、自分は近くの学校で英語の先生をしているというので、私も日本で英語を教えているから、見てみたいと言ったら、
「どーぞどーぞ」
とあっさり承諾。
やったー、あたしは、観光よりも、こういうことがしたいのよ、ほんとは。
ということでやってきたのは、3歳~18歳の子が通う、英語の学校。
学校が終わった後に通う、after school programだって。
この学校は、授業料は無料で、貧しい子どもたちのために、各国のボランティア団体によって、運営されているようだ。
建物の費用は、台湾の団体が寄付。
イギリス、スウェーデンの人が、文房具や、照明などの費用を負担したんだそうだ。
私がまずつながったホテルで働いているナラさんが、中心として動いており、彼はとても熱心であり、カンボジアの教育のレベルが低いことをなげいており、授業料を払えないような子どもたちにも、英語の教育は絶対に必要だ、と私たちに熱く語ってくれた。
観光ツアーを終えて、トゥクトゥクドライバーのトンが学校に連れて行ってくれた。
学校に行くなら、と、私は、事前にヘレンに頼んでおいた、JECの子どもたちへのカナダからの英語の教材や文房具を、その学校の子どもたちへおすそわけすることにした。
着いた学校は、とても小さなところで、まだレッスンの時間には1時間もあるというのに、何人かの子どもたちが教室にいた。
カンボジアの子どもって、裸の子が結構いる。
子どもたちが、寄ってくる、寄ってくる。
きっと、学校が建ったときに、お金を寄付した台湾の団体が、書いたんだろう、これ。
私も、ちょっと、英語のレッスンに参加させてもらったりして。
いつも他のスクールに行ったらやるように、日本の紹介やら、鹿児島の紹介やらをしたんだけど、
子どもたちは、ご丁寧に、JEANとか、JAPANやらを、ノートに写したりしてて
なんだかとてもかわいかった。
なんだかみんな、誰か知らない人が来たぞ、という感じで、楽しそう。
「Do you have any questions?」
と聞くと、
「What is the weather like in Japan now?」
ということで、
「Well, it is winter there. We sometimes have snow there.」
というと、
カンボジアではまったく雪は降らないということで、雪の話で盛り上がり
「どれくらい寒いんですか?」
「雪はどうやって降るんですか?」
という、だんだん難しい話になってしまい、
はい、終了~
どこの国に行っても、子どもは、未来だ。
これからの世界を担っていく、宝だ。
カンボジアの子どもたちのために、がんばってるナラさんといろいろと話して、とても勉強になった。
私も、日本のこどもたちのために、そして世界の子どもたちのために、役に立ちたい。