早期英語教育には、是非があるが、私は、とてもいいと思っている。
「日本語もできないのに、英語を教えるなんて」
だとか
「詰め込み教育だ」
だとか
いろいろな意見があると思うが、語学は13歳までが勝負というのは、脳科学的に知られていること。
ちなみに、私がいた移民国カナダでは、多くの人が、自分の国の言葉があり、カナダの公用語は英語なので、英語はもちろんだが、自分の国の言葉も話してもらいたい、と、ほとんどの親が思うわけで、幼稚園や学校に行くまで、家では、母国語でとおす。
幼稚園に行くようになって、英語を話し始める。
家では、その家の言葉、家を出ると英語、という生活になる。
日本ではどうだろうか。
小さい頃から英語をやっている子が、日本語が下手になるだろうか。
そんなことは、ない。
実際、、私が知っているカナダ人のほとんどは、バイリンガルで、外で使う言葉(つまり英語)のほうが上手だ。
たとえば、中国系カナダ人の場合
生まれたころからおうちでは中国語
幼稚園に行き始めて、英語を使い始める
初めは、よくわからないが、徐々にわかるようになる。
家では中国語、家を一歩出ると、英語という生活になる。
そうなると、英語を使う時間のほうが多いので、英語のほうがうまくなる。
それでも、親としては、子どもに自分の国の言葉を、話せるようになってもらいたいので、家では、自分の国の言葉を話す。 (親が英語があまり上手でないパターンもある)
そうやって、とても自然な形でバイリンガルになっていく。
日本では、圧倒的に、日本語を使うことが多い。
いくら英語をやったって、日本語が下手になる、ということは、めったにない。
実際、私がダンスを教えに行っている、英語の幼稚園の子も、この前キャンプにいったときに初めて日本語を話すのを聞いたが、日本語ぺらぺらだった。当たり前だけど。
幼稚園にいるときは、決して日本語はしゃべらない。
英語で、こんな話をしてくれる。
5歳の女の子「Jean, I am going to three halloween parties.」
Jean 「wow, it sounds great! Where are you going?」
5歳の女の子「I’m going to my friend’s house, my kindergarten, and …」
と楽しそうに、英語で話してくれる。
英語って、そんな難しい、勉強しなくちゃいけない教科じゃないんだ。
言葉なんだ。
若ければ若いほど、そういうことに費やせる時間はある。
テストに追われることもない、この文法事項来週までにおぼえてこなきゃということもない、ただ、楽しく英語を使っていろんな楽しいことをやれる。
だんだん大きくなっていくと、
テストがある
受験がある
昇格にかかわっている
と、日本社会特有のものが出てくる。
こうなってくると、楽しくやっていたことが、だんだん苦痛に感じる人がでてくる。
そうなる前に、楽しいときに、英語に触れて、英語を学び
「英語って楽しいな」
「英語が普通に話せるといいな」
と小さいときに思うと、後からやってくる、受験英語でも、そんなに苦痛なく、できるようになる。
本日、依頼のあったミッション
小学校で小学4年生60名に、英会話レクレーション
きっと、英語や外国人にあまり触れたことのない子もいるだろう。
そういう子達に、
「英語って楽しいな。いつか話せるようになるといいな。」
と思ってもらえるような、45分にしたい。