出発日がとうとうやってきた。
今回は、生徒さんのMichael(ミッシェル)との二人旅。
2歳半の娘に見送られ、鹿児島空港を発つ。
杏(あん)ちゃんは、あっさりと、「ばいばーい」だって。
あちらではすでに幼なじみのHelenにより、ふたつのパーティに誘われている。
パーティに行くのに手ぶらではまずい、と、鹿児島空港でスイートポテトを4箱も買ったのがそもそもの間違いであった。
今回の旅は、5週間と長いため、カナダやトロントでいろんな人に会うプランを立てた。メールでそれぞれとやりとりしている中で、
「日本から持ってきて欲しいものがあったら、なんでも言って!」
と言ったところ、幼なじみの、日本大好きっ子のHelenや、トロントに5年ほど住みついている親戚のさつきちゃん、結婚してニューヨークに住んでいる弥生に頼まれたものは以下のようなもの。
Shu Uemuraの化粧品 5つ
ベビーフード関係 計20箱
抹茶ラテの粉末
お茶の道具
豆腐をきるためのタッパー(こんなのあるって初めて知った!)
洋服
みそ
うめぼし
インスタント味噌汁
こんにゃくゼリー
黒砂糖
入浴剤
ビデオテープ
焼酎1.8キロ紙パック入り
海外に長く住んでると、こんなものが欲しくなるんだね。
もちろんひとつのスーツケースには収まらず、もうひとつのキャリーケースもパンパン状態で、なんとか収まった。
と、そんな状態だったのにもかかわらず、空港でスイートポテト4箱が加わったものだから、成田で荷物を預けるときに、
「お客様、重量オーバーとなっております。」
ちーん。
規定はひとつのスーツケースにつき、25キロまでだということ。で、私のスーツケースは、28キロ。
もう~3キロくらい見逃してよ~
と思っていたら、
「もうひとつのバッグに3キロ分、移し変えたら、無料でお運びできますが。」
あ、なるほどね~。よし、それでいこう。
で、でもキャリーケースも十分パンパンなんですけど・・
という私の嘆きに、スタッフはぜんぜん耳を貸してくれず、なんとか押し込み作戦でいくしかない、と判断した私たちは、カウンターの前で、大きなスーツケースとキャリーケースを開き、みそやら、黒砂糖やらを取り出し、
「くそぉ、このこんにゃくゼリーが重いんだよ!」
とか
「化粧品は重いけど、液体だから移せない~」(液体は、100ミリまでしか機内に持ち込めない。)
とか、
「ぜんぜん暑いけど、コート着ちゃえ。」
とか、
いろんな工夫をして、なんとか25キロに納めたのである。
今回の教訓。
「こんにゃくゼリーは重い!」
カナダ学生生活、がんばりまっす。