
あっという間に3月、卒業シーズンねー。
新たな旅立ち。春って良い季節よね。

ミーア先生、しんみりしちゃってどうしたんですか?

しんみりしてるんじゃないのよ。新しいステージへ向かう生徒さんたちに想いを馳せているの。。

ミーア先生、大丈夫ですよ。僕はいつだってミーア先生のそばにいますから。

ハリー君。。。
君は。。

そんなこと言ってる場合じゃないのよ!進路は決まったの!?そろそろ本腰入れていくわよ!!

英語レッスン【卒業シーズン、メッセージに添えたい英語フレーズ5選】

1.これからもっと楽しいことが待ってるよ!
2. 大きな夢を持って突き進め!
3. 新しい冒険の始まりだ!
4. これからも輝いてね!
5. 未来は君のものだよ!
英語でなんという?
1. The best is yet to come!
2. Dream big and go for it!
3. Time to start a new adventure!
4. Keep shining!
5. The future is yours!
英会話のJEC 今週の様子

JEC加治屋校
ひな祭り制作。上手にできたね!
英会話講師Jeanのちょっとお伝えしたい話

【生徒さんにえこひきいきをするなんて!】
わかっています。生徒さんにえこひいきをしてはいけない。
が、
Who is your favorite student?
と聞かれたら、私は迷いなく、その方の名前を言ってしまう。
英会話のJECは今年で20年目を迎える。
そのMさんとの今朝のレッスンでそう伝えたら
「あら! じゃぁ、今年はanniversaryね!」
といつものように、英語と日本語を混ぜながら言ってれた。
Mさんは、JECで一番長くレッスンをしてくれている方。
途中、いろいろな事情でお休みしたことが何度かあるが、20年近くもレッスンを続けてくれている。
私が妊娠中に切迫早産で入院し、出産やらなんやらで、結局1年近くスクールをお休みしたときも、辛抱強く待っていてくれた。
リウマチという病気と長く付き合っておられ、体が思うように動かせないこともあり、ずっとご自宅にお邪魔してレッスンを続けている。
これまで10か国以上の外国に、一緒に行った。
初めて一緒に行った外国はカナダのトロント。
「先生、私の英語、結構通じる!」
と、フライト中となりの外国人と話をしたMさんから聞いたセリフ、あのときのうれしそうな顔を、私はとてもよく覚えている。
いつしか、3人のお孫さんもうちのスクールの生徒さんになってくれた。
20年前に英語をはじめ、10年前にエッセイクラブに入り、エッセイを書き始めたMさん。
そのMさんが書かれたエッセイがとっても素敵だったので、ご紹介します。
70歳、英検に挑戦
私が英会話を習い始めたのは、五十五歳だった。夫の母の介護や妹の闘病生活に寄り添ったり、私自身の病気で何年間かお休みすることもあったが、いまだに英会話のレッスンは続いている。
今から思えば五十五歳と言う歳は、なんと若く未来をたっぷりはらんだ年齢だっただろう。
双子の息子たちが大学を卒業して、オランダにサッカー留学したチームのコーチが、我が家に遊びに来た。
私たちは、コーチのことを「ロブさん」と呼んだ。とにかくロブさんは、散歩が好きで色々な所に出かけた。オランダの人はお花が好きだと聞いていたけど、ロブさんも散歩の途中にお花屋さんを見つけては、珍しい花や好きな花を買って、お店の人と仲良くなって帰ってきた。ジャガイモがオランダの主食だと聞いていたので、ジャガイモ料理や日本食でもてなす私に、彼はその花々をプレゼントしてくれた。
今だったら、笑顔で「何て美しいのでしょう、綺麗なお花をありがとう。とても嬉しいわ」と、英語で話せたかもしれない。
しかし、その時の私は、中学生が初めて英語に触れた時のように緊張して、真顔で「サンキュー」と、いうのが精いっぱいだった。今思い出しても吹き出してしまう。嬉しい気持ちをロブさんに伝えられないことがもどかしかった。
ロブさんは、一週間の我が家での滞在を終えて、息子たちとオランダに帰って行った。
オランダのことやロブさんの育った町、ご両親のことも聞きたかった。日本のことも色々教えてあげたかった。何より「息子たちをよろしくお願いします」と、頼みたかった。
ロブさんとの出会いが、私が英会話を習い始めるきっかけになった。
幸いタイミングよく、近所の奥さんに知り合いの英会話の先生を紹介していただいた。先生は、娘と同世代の素敵な日本人の女性だ。マンツーマンの個人レッスンで一か月に二回、一回が百分のレッスンを受けることに決めた。
語学を習得するプロセスは愉しさに満ちていた。例えばニューヨークへ旅をしたとして、まず必要なのが空港での入国審査。その地のお店で買い物をしたり、レストランで料理を注文するシーンなどを想定して、小さな英語劇のように先生と私が、それぞれの役に扮して英語で会話する。まるで絵本のような外国製のテキストも素敵だった。
その頃は、夕食の準備や掃除など家事をしながら教科書の付属のCDを聴いて、復習や予習をした。
このように書くと、「一生懸命勉強したのだから上達も早かったでしょうね」と言われそうだが、英語は一朝一夕に話せるものではない。
ある英語上達法の本に英語の勉強を続けている人が、「ある日ふっと、すらすらと英語が口から流れて出ている自分に気づいた。ああ、自分は一つの溝を越えることができたと思った」と、書かれていた。
羨ましい!私にも早くそんな日が来て欲しい。
時々「なぜ、あなたは英語の勉強を続けているの?」と、自問自答することがある。もちろん先生のレッスンは、いつも新鮮で変化に富んで愉しい。しかし、もう少し心の奥に入っていくと、英語が苦手だった学生時代のコンプレックスが見えてきた。きっと長い時間をかけて学び直しをしているのかもしれない。
しかし、私に残された時間は、もうそんなに長くはない。自分を試してみたい思いにつき動かされ、英検三級(中学生卒業程度の能力)に挑戦することにした。
試験日は、令和六年一月二十一日(日)、私が七十歳を迎える年だ。
家事の合間に猛勉強を始めた。
試験当日会場の鹿児島大学教育学部の校内は、受験生でびっしり埋まっていた。私以外は、みんな若い人ばかり。
三週間後に届いた一次試験の結果は、「合格」。学生時代には見たことのない、満点に近い点数での合格だった。
二月二十五日(日)の二次試験は、苦手な面接。受験生の数はぐんと減っていた。試験官を前に、高鳴る鼓動を抑えながら質問に答えた。少し心配したが結果は、「合格」。
私は、実用英語検定三級を取得した。
できるものなら、中学生の私に会いに行って「合格」を報告したい。そして、喜びを分かち合い、十五歳の彼女をそっと抱きしめてあげたい。
今日はこの辺で。
英語力を上げたい方は 英会話のJEC

英語の先生になりたい方は 日本人英語講師協会JETA