大学ではバンドをやっていた。
反社会精神あふれる、ロック少女であった。
社会人になり、昔から好きだったダンスをまた始めた。
23歳のころから、チアリーディングというスポーツを始めた。
鹿児島初の社会人チアリーディングチーム。
チアリーディングって何?
という時代。
鹿児島で経験者もほとんどいない状態で、初期メンバーは手探り状態でがんばった。
あれから10数年。
今は、チアダンスチームのコーチとして、大人や子どもにチアを教えている。
チアリーディングの大会のときは、役員として毎回参加している。
先月は、鹿児島でチアリーディング九州大会で、役員参加。
本日は、鹿児島のチアリーディング県大会で、役員参加。
私がいたチームは、すでに全国大会レベルにまで達している。
あのころ一緒にプレイしていたメンバーもまだまだたくさん残っていて、チームをひっぱっている。
本日、午前中のリハーサルの途中、うちのチームを見ていたら、いつの間にか、一人足りない状態でプレイしていた。
ジャンプの着地で、足を痛め、キャプテンの子が途中で場外に出ていた。
救護のところに行ってみると、足にいっぱい氷をあてられて、その子がいた。
とても責任感が強く、安心してキャプテンを任せられる子が、半分笑って
「やっちゃいました。」
靭帯を痛めてるだろうということで、すぐ病院へ。
みんなの前では笑顔でいたが、体育館の外では泣いていたらしい。
キャプテンが抜けた状態で、別のプレイヤーをピンチヒッターとして急遽入れて、本番の演技。
全国レベルのダブルツイスターズが、
あぁ、あぁ、と、どんどんくずれていく。
トップの子が落ちて、ミドルがくずれて、
それでも曲は続く。
卑屈な気持ちで、次のスタンツへと、向かっていく。
そしてまた崩れる。
自分たちの大会を思い出した。
あんなに練習したのに。
あんなにやってきたのに。
大会の後は、いつも涙だった。
今日、どんどん崩れていくあなたたちを見て、泣きながら退場していったあなたたちの後姿を見て、見ているあたしたちも泣いてたよ。
そんなことがあって、人間強くなるんだと思う。
泣いて泣いて、強くなるんだと思う。
2週間後は、東京代々木で、ジャパンカップ。
あたしは、応援にはいけないけれど、遠くからひそかに応援しています。
Go! Double Twisters!!