フランスからの客人5

北フランスからお客さんがやってきた。

Claudie(クローディ)とJeremie(ジェレミー)というカップルである。

男のほうのジェレミーは、昔日本に留学しており、その後鹿児島の枕崎で、こどもに英語を教えていたらしい。

今回、二人は、日本に住むために、ワーキングホリデービザを使って来日。
大阪から福岡、鹿児島と旅行をした後、大阪で仕事をさがすんだって。

鹿児島に2泊、そしてその後、枕崎のイギリス人の友達のところへ。
しかし、日本の外人コミュニティなんて、とてもせまいので、そのイギリスの友達というのは、以前一人の外国人講師がバケーションで一ヶ月ほどいなかったときに、代理でJECに英語を教えに来てくれていた人であった。

夕方到着した二人は、なんともさわやかなフレンチカップル。
とくに、クローディが色が白くて、声がかわいくて、なんともかわいらしい。
二人は、大学院を卒業したばかりで、外国に住んでみたいんだってさ。

一泊目は、私が準備した手巻き寿司。
近所の子も招待して。

たった2泊しかしなかったのだが、とてもうれしかったことは、二人は料理好き、食べること好きなカップルで、晩御飯と朝ごはんをフレンチ風に作ってくれたこと。

桜島から帰ってきた二人は、スーパーで買い物をして、私が仕事をしている間に、フレンチ料理を作ってくれた。

白身魚のワイン風味ホイル焼き
北フランス風トマト焼き
ボイルポテト
(なぜか)チリの白ワイン
(フランス人に言わせると、フランスと書いてあるだけでワインは高いが、チリのワインは安くておいしいらしい。)

そして、最近お決まりになってきた、琴の演奏。
「春の海」は、全世界で知られているらしい。すごいな。

クローディもいじってみる。

次の日の朝食も、フレンチ風に。

フランスでは、朝食は、甘いものであるらしい。

パンにジャムを塗って食べたり、ホットチョコレートを飲んだり。

朝食作りを二人に完全に任せていたら、どんぶり皿にコーヒーをどっさりついでいた。

そして、それに、たっぷりジャムを塗ったパンをつけて食べていた。

それでは、お決まりのカルチャーショックのご紹介。

1.フランスでは、鼻をすするのは禁物。

風邪をひいたら、鼻水が出て、鼻をすするでしょ?
日本では、人前で鼻をかむのが良くないマナーなので、鼻水が出たら、人前では鼻をすすって耐えるしかない。
その鼻をすする音が、フランス人には、非常に耳触りらしい。

逆に、フランスでは、人前で鼻をかむのはOK.(アメリカでも同じ)

フランスで風邪をひいたら、思い切り鼻をかみ、鼻をすするのはやめよう。

2・ フランスでは、結婚という形にとらわれる必要がなく、3つのオプションがある。
1.結婚
2・未婚のまま同居
3・公式に二人が家族であるという書類を提出する
(男と女だけでなく、男と男、女と女、大人と子ども、となんでも良く、 死んだときの財産などに絡んでくるらしい)

結婚にくらべると3のスタイルは面倒くさくなく、その関係をやめようと思ったときに簡単らしい。

フランスの出生率は、1.9。
こどもがたくさんいればいるほど、税金が安くなるんだってさ。

何か学ぶところはありそうな国だと思った。

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