友、帰国。

昨日の夜遅くに、チリの友人から電話がかかってきた。
なんだか深刻そうな雰囲気で、もう国に帰りたい、と言う。
泣いているようにも聞こえた。

ちょ、ちょっと、落ち着いて。
とりあえず、ランチ食べようよ。
空き時間あるから、なんか作るよ。

今日の昼、久しぶりに会った。
ついこの間、川沿いで娘と自転車の練習をしているときに偶然会ったとき以来だった。

1時にレッスンが終わり、夕方のレッスンまで時間があったので、なんか適当にチキンとか焼いたり、サラダを作ったりしながら、

どーしたの

と話していたのだが、彼女が言ったのは、

「You cook so quickly!
It took only twenty minutes to cook this!」
(すごいねー料理が早いね!
たった20分でこんなに作ったの?)

だって。
料理がほめられるのって、私はあまりないので、なんかうれしかったなぁ。
まぁ、みそ汁は朝作ってたんだけどさ。

ま、そんなこんなでランチしながら、彼女の話を聞くと、やっぱり「文化の違い」ってやつだよねぇ。

鹿児島の人は、とても伝統的だからついていけなーい。

という感じ。

そりゃぁ、ラテンアメリカの文化と、日本の文化、ましてや鹿児島の文化は違うでしょうよねぇ。

私が4時からまたレッスンに行くというと、

「You are very hard working.」
(よく働くねぇ。)

といわれた。

他にも、

アレハンダラ 「この前結婚式に行ったんだけど、両親ともなんかうつむいて、悲しそうにしてて、お葬式みたいだった。」

と、結婚式の最後に両親がステージに行って、花を渡すシーンで、うつむいている写真を見せる。

Jean 「いやいや、これは、悲しいんじゃなくて、感動してるんだよ。日本人は、感動したときは、こうやって、うつむくんだよ。」

アレハンダラ 「えーー?」

とかね、5年も日本にいるんだが、それは理解できないことがたくさんあるんだろう。

国に帰って、また考えたらいいよ、と言った。
自分の国で、家族とのんびり過ごして、またこれからの人生を考えたらいい。

日本に戻ってくるのもひとつ。
また、故郷に帰って暮らすのもひとつ。

とにかく、幸せな人生を送れると思う選択をしたらいい。

一緒に、安い飛行機のチケットをさがし、とりあえず一年間有効の往復チケットに興味を示していたから、帰ってきたい気持ちもあるんだろう。

鮭フレークが気に入った様子。

何も言わずに、皿洗いをしてくれた。

日本に帰ってきても、チリにいても、友達でいよう。

で、チリから近いペルーのマチュピチュに、いつか一緒に行こう!

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