今日、Ryanと仕事帰りに話していたのだが、アメリカの離婚と、日本の離婚って、かなり事情が違う。
日本では、離婚すると、親権をもったほうの親が子どもを育てて、親権をもたないほうの親は、完全に他人になる、というケースが多いように感じる。
よくあるパターンだが、離婚してお母さんが子どもを育て、お父さんにはもう会わないというパターン。離婚したお父さんは、ただ養育費を払うというだけ。
アメリカでは大分事情が違うようで、離婚しても、パパはパパ、ママはママ、ということで、親権をもたないほうにも、子どもに会う権利というのが、法律で定まっているらしい。
(子どもに暴力をふるうなどのことがあると、例外)
日本では、子どもにとって、親権をもたない親に子どもが会うのは、子どもにとって良くないという観念があって、あまりそうしない、ということだと思うのだが、実際どうなんだろうと考えてみた。
アメリカ式で言うと、親が離婚しようがなんだろうが、親は親である。
養育の義務があって、それはお金だけの問題ではない。
離婚した親も、こどもの親であることは変わりないわけで、子どもがいれば、そこは協力してやっていくわけだ。
実際、私の周りのアメリカ人は、離婚した両親をもつ人がとても多い。
Ryanもその一人なのだが、Ryanは、お父さんの話も、お母さんの話も、よくする。
うちのお父さんのwifeは、とか、うちのお母さんのだんなさんは、とかいうから、あー離婚してるんだ、と思うけど、Ryanにとっては、お父さんとお母さんなんだよね。
そういえば、Laurenもまったくそうで、うちの親は離婚してるけど、お父さんとお母さんがいて、二人とずっとかかわっていることには違いない。
日本って、子どものことを考えて、離婚しない、っていう人たくさんいるよね。
それは、離婚すると、お父さんがいなくなるとか、お母さんがいなくなるっていう発想の元に生まれる考えだよね。
離婚しようが、離婚しまいが、親は親、というアメリカの考えに、Ryanと話してて共感した。
だってさぁ、男女の間って、難しいけど、親子の間って、絶対的なものがあるよ。
男女の間が壊れることなんて、よくあることだし、それを親子の関係に反映させちゃうなんて、ナンセンスなことなんじゃないかなぁ、とぼんやり思った夜。