先日、5歳の男の子が体験入学に来た。
その子は、英語をすでに習っていて、英語には慣れている。
が、英語が嫌いだという、お母さんの話。
本当に嫌いなのか、ただそう言っているだけなのかはわからないが、うちに来たとたんに、
「わ、英語だ。英語やだ。」
と近寄ってこようとしないH君。
そこで、私の闘志に火がつくわけである。
ちょうど、同じ年の男の子がクラスにいたので、その子と二人で
「あ~楽しい~」
という雰囲気をいかにH君に伝えられるかである。
クラスの男の子は、先週から始めたばかりだったのであるが、前回やったことを少し覚えいたのがうれしかったらしく、
「あ、オーレンジ、オーレンジ」
とオレンジ色の日本語と英語の違いを自分は知っている、ということを、やたらとアピールしていた。
そういう姿を横目でちらりと見るH君。
それでも、お母さんが、
「ほら、行きなさい。」
と言っても、
「いやだ、英語きらいだもん。
ねぇ、あの人、だれ? ここに住んでるの?」
と、私のことを遠くから観察してる。
そこで、私たちは、H君のすぐそばで、カードゲームを始めた。
英語をやったことがある子なら、絶対知っているだろう、色を覚えるためのカードゲーム。
また、たまたま同じ年の男の子が始めたばかりで、知らない単語が多かったのが、幸いした。
Jean 「What color is this?」
生徒1 「えーーーーとーー・・」
H君 「Brown!」
と横からついつい返事。
そこですかさず、とってもおおげさにほめることが大事。
Jean 「Wow, great job!! You know brown!!!」
レッスンが終わる頃は、夢中でアルファベットを読んだり、フォニックスをしたり、自分が知っている知識を披露してはご満悦だったH君。
成功
昨日の企業レッスンでも、TOEIC対策レッスンでは
「あら?今日は、なんだかみなさん調子いいですね?」
「さすが!どうしてこんな難しい単語わかったんですか??」
「お~やった~~拍手~~~ パチパチパチ」
なんでもいんです、伸びてくれたら。
教訓: 大人も子どもも、ほめておだてて伸ばすべし。