一年ほど前から、ひそかに計画していたこの旅は、現在タイの日本人学校で英語と理科を教えている、私の中学校時代の教え子に会いに行くという目的である。
その教え子を、カナダの私の幼馴染の家にホームステイを頼んだという縁から、幼馴染のヘレン(中国系カナダ人)はカナダから飛び、私は日本から飛び、どうせだから、カンボジアのアンコールワットを見に行こうという話に進み、今回は女二人のアジアの旅。
二人とも、既婚者であり、子どもがおり、理解のある夫と家族がおり、旅が好き、というアラフォー世代である。
鹿児島からソウルへ、そしてカンボジアへと飛ぶ。
カンボジアの空港で、ヘレンと再会。
お互いにしょっちゅう日本とカナダを行き来している仲だが、自分たちの国以外で会うのは、10年前くらいにサンフランシスコで会ったときぶりだね。
きゃーきゃー二人で盛り上がりながら、ホテルへと向かう。
へレンが予約してくれていたホテルは、とても素敵なホテルだった。
いつぶりかな、こんなお姫様ベッド。

この金色のものは、枕らしいのだが、高すぎるし、なんにも役立たず。
次の日、ホテルにて朝食

今日は、トゥクトゥクと呼ばれるこんな乗り物に乗って、一日観光コースである。

私は、普段は、こういう典型的な観光ツアーは好きではないのだが、観光フリークのヘレンが、早速予約をしており、私は、「はいはい」とついていくだけである。
こんな田舎道をがたごと通り
water fall (滝)を見に行くということで、行ったのだが、
山を歩いて1.5キロしたところにあるっていうから、え~と思いながら、しょうがなくハイキング。
ま、でもあたし、自然の中にいるのって、好きなんだ。

しかし!
ついたのは、
「これ~??」

なんか、話によると、今は乾期だから、水の量が少ないらしい。
って、言ってよ~そういうことは!
鹿児島の霧島のほうが、よっぽど自然も滝もきれいだわ!!
と憤慨して帰ってきたところ
帰り道に発見した川に、ちょうちょの大群が!!

写真ではよくわからないけど、映画のワンシーンみたいに、いろんな色のちょうちょがいっぱい飛んでて、とてもとても素敵だった。
ランチは、勝手に、外国人向けのレストランに連れて行かれる。
せっかく安い国にいるのに、値段は600円~700円くらい。
客は、外国人しかいない。
ま、ツアーなんてこんなもんでしょ。しょーがない。
もらった水が、「cute」って名前だったから、
はい、キュート。っと。

んで、メニューを見てみたら、
ふむ

ふむふむ

ん~何にしよっかなー

そして
出たー Frog(蛙)

ヘレンは、いかなるときでもチャレンジャーであり、堂々とFrogを頼んだ。

うん、まぁ悪くない。
味付けがおいしいから、気にならない。
そして、今日は寺を回る。 Templeという名前がついてるから、日本語では寺となるが、実際は遺跡だよね。1500年くらい前のものらしい。
とても美しい。
ここは、Lady Templeという名前の、女の人専用の寺だったんだってさ。

すべて、こういう彫り物が彫られてて、すごく手が込んでる。


私たちのトゥクトゥクのドライバーは、トンという名前の20代後半くらいの人で、とても人がよく、私たちは、いろんな質問をしたり、おうちの話を聞いたりしているうちに仲良くなった。
ちなみに私は、初め、「Tom」という名前だと思っており、トム、トム、と呼んでいたが、途中から、トンという名前だということに気づいた。
トムとトンってさ、なんだか響きがとても違うよね。
そんなわけで、ホテルまでの帰り道にトンの家があり、レストランをしているというので、
「えー、行きたい行きたい、つれてって~」
と言ってみたら、ほんとに連れて行ってくれた。
トンのおうちのレストランで。

トンの家族と。

それがね、トンは、昨日の夜も、今日の朝ホテルであったときも、いつもこぎれいな格好をしているし、いつもにこにこしているし、あまり上手でない英語で、一生懸命教えてくれるし、いつも冷たい水をくれるし、寺から出ると、すぐに私たちを見つけてくれるし、とても好感の持てる青年で、
でも、こうして、おうちを訪ねて見ると、とても貧しそうなおうちに両親と家族とみんなで住んでて

ホテルと提携して働いているトンの家でもこれなんだ、という現実を目の当たりにした私たちは、無言で帰った。
カンボジアの人々は、とても暖かく、優しく、フレンドリーで、そして貧しい。
