Taiwan Trip4

台湾3日目。

今日は、台湾に来た一番の目的、「台湾の語学教育の視察」をする日である。

高雄から屏東(ピントン)へ、電車で30分。

自力で、駅までタクシーで行き、駅でチケットを買い、ピントンまで行く。

こんな簡単なことが、この国ではなかなか難しい。
言葉が通じないからだ。

ローカルなところでは英語は通じない。
日本がちょっぴり通じるところがあったりする、というくらい。

大体さ、高雄って日本語で「タカオ」って発音するでしょ。
それは、日本語読みであって、中国語では「カオション」っていうように発音する。

だから、駅で
「タカオ、プリーズ」
って言ったって、ぜんぜん通じないんだね。

下手に英語で話しても日本で話しても、中国語で話されて、やたらと時間がかかる。

ということで、わたくし、学びました。

この国では、しゃべらず、書く。

筆談が一番早い。

駅で、

「高雄→屏東」

と書いた紙を、何もしゃべらずに見せると、相手もさっと切符を出してくれる。
そして、ホームをさっと指差してくれる。

そして、そっと

「シェシェ」

と言う。

これが一番早い。
悪い人にだまされたら終わりだけど、治安のいい国でよかった。

ということで、本日は屏東にある高校へお邪魔して、日本語と英語のクラスに参加して、日本のことを紹介する、というミッション。

台湾にお嫁に来て20年、屏東で日本語を教えているかおりさんという方に案内してもらった。

その高校には、日本語科がある。
日本語科の先生たちと。

生徒数3000人、先生100人という、マンモス学校。
早速教室へ行き、もってきたスライドショーを使って、日本のこと、鹿児島のこと、私のことなどを日本語でゆっくりと話す。

すごく日本の学校と似てるよね。

全部で7つのクラスに参加したのだが、高校3年生にもなると、かなり話がわかるようで、笑ってくれたりもするのだが、1年生はまだ日本語を習って3ヶ月ということで、ぜんぜんわからないらしい。
それならと、日本語と英語で話してみると、さらにわからないらしい。

日本語学科は、日本語の授業は毎日あるが、英語の授業は一週間に一回しかないんだって。

え~、日本人としてはうれしいが、それでいいのか、台湾の学生よ。

ということで、一年生のクラスでは、話がぜんぜん通じないから間がもたないので、思い付きだったが、ゲームをすることにした。

単純なじゃんけん大会。

これがぐー

と言うと、学生が

「ぐー」

と繰り返す。

ぐーちょきぱーを確認したところで、みんなでじゃんけん大会。
最後のチャンピオンが決まるところになると、盛り上がる。

(あ、やばい、何か賞品を・・)

と思ったところで、取り出したのが、日本から持ってきた「大人のふりかけ」

「はい、これはたらこ味です。ご飯にかけて食べるんだよ」

と言って渡したけど、

「??」

という顔をみんなしていた。

お昼は校長先生たちと昼食を取り、いろいろ学校のことを教えてもらい、昼からの授業に行くと、

なんと台湾には昼休みには必ず昼寝をしなければならないという規則があり、みんな寝起き。
えー、ローテンション・・

「日本では、昼休みに昼寝をしません。」

と言ったら、台湾の学生は

「え??」

お互い、カルチャーショックです。

これも、カルチャーショックだよね。
色付きマスク。

そして、一番驚いたことは、みんな日本や日本人が大好きで、また小さい町というのもあるのだろうが、

「わー日本人だ!」

と、やたらみんなが寄ってきたり、写真を撮りたいと列ができたり、男の子が二人で写真を撮りたいと言って先生に怒られたり、としていたこと。

「あの、こんな私でよかったら」

という感じで、恐縮です。

本日は、台湾で日本や他の国と貿易の仕事をしている、Angelaさんの家にホームステイ。
と言っても、ひさびさ学校の授業で緊張したのか、風邪が悪化して、少々ダウン気味。

足つぼにいくといいよ、とかおりさんが、ここらで有名なKevinさんのやっている足つぼマッサージに連れて行ってくれる。

そこで、

「あなたは、胃が悪い、腸が悪い、膝が悪い」

といろいろといわれ、自分の生活を振り返り、反省。

Angelaの家にいた林さんというドクターが、ステーキを作ってくれ、風邪の薬をくれ、台湾の人々の暖かさをしみじみと感じながら、おやすみなさい。

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