ニュージーランド日記1

タイミングが悪いことは、重々承知だったが、前々から計画していたため、飛行機のキャンセル代金を払うことはないかな、と、ニュージーランドへ出発。

JECの提携校をさがすこと、そして、JEC海外研修の下見を兼ねて、という名目である。

北島のオークランドには、ピースボート仲間のやまちゃんがいる。

南島のクイーンズタウンには、以前一週間うちに泊まっていたチリ人のAlanがいる。

そういうタイミングがちょうど重なり、ニュージーランド行きが決定した。

今回私が利用したJET STARの航空券は、格安なので、機内食もブランケットも映画も、何もついていない。もちろんお金を払えばなんでも買えるが、私は寝る前にビールを一本買っただけで、他は、成田で買ったおにぎりとサンドイッチと1リットルの水で10時間半のフライトをしのいだ。

そんなわけで、飛行機の中では、もっぱら本を読んだ。

成田の本屋さんでつい4冊も本を買ってしまい、出発前から5000円弱も使ってしまった瞬間は後悔したが、飛行機の中で本を読むのが、私は好きなのである。

本当は、読みたい本があったのだが、成田の本屋さんにはなかったので、旅の達人になる本、NZのガイドブック、そして、今さらながら、ノルウェーの森の上下を買った。

ノルウェーの森は、学生のころに少しだけ読んだ記憶があったが、私は松山健一好きで、彼が本の帯に載っていたということで、つい惹かれた。

ノルウェーの森は、面白く、切なかった。

学生のころは、あまり面白いと思わずに最後までよみきれなったが、今回は、とてもよく内容が理解でき、とても切なくなってしまい、普段なら旅のわくわく感にかられるところが、自分の恋愛について深く思い返したりと、おセンチな出発となってしまった。

オークランドは、ニュージーランドで一番大きい町である。

友人のやまちゃんの家に泊まらせてもらうという予定であったが、急遽やまちゃんの住むフラットが満員になり、空きベッドがなくなったということで、近くのユースホステルに泊まることになった。

手配は全部やまちゃんがしてくれており、夕方やまちゃんと合流した。

やまちゃんは、オーストラリアに1年半、その後フィリピンに2ヶ月、そして今ニュージーランドに来て3ヶ月だそうだ。

うちに遊びに来るときは、いつも自転車で、といってもご近所に住んでるわけでなく、やまちゃんは、自転車で日本を縦断したり、九州を一周したり、と、とんでもなく遠い距離を自転車で走るのが好きだという、面白い女の子である。

オークランドのような大きな町に住むのは初めてなのよ、というやまちゃんは、今までどおり、シャツとパンツとスニーカーというカジュアルな姿で現れた。

そして、今日は日本のカレーを作ったよ、と彼女の住むフラットで、4人のフラットメートと一緒にカレーをご馳走になった。

彼女の住むフラットは、日本人と韓国人とでシェアしているらしい。

現代的で、とてもきれいなアパートである。

オークランドは、日本人と韓国人が多いらしく、確かにダウンタウンにもいたるところに、SUSHIという看板が見える。

帰りに、近くのスーパーやお店を少し案内してもらい、

「はい、これ」

と渡されたバッグには、これからこちらで過ごす私の食料が入っていた。コーヒーやらパンやらフルーツやらおにぎりやらツナ缶やら、こういうものは旅行者にはとてもうれしい。

特に、私のステイしているホステルにはキッチンがあるから、簡単な料理ができるので、ここ2,3日は食費がいらないというのは、とてもありがたい。

成田で一個220円するおにぎりを買ったのは、屈辱であった。

明日は、語学学校を探しに行く。

素敵な一日になるといい。

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